「十字架につけられた王」4/5 説教 ルカ23:32〜38

 今世界は新型コロナウィルス感染症によって、大きな不安と恐れの中に置かれている。この病が私たちの目の前を暗くし、希望や、愛や、恵みなどを全く隠してしまったかのように思えてしまう。しかしまさにこのような時だからこそ、主イエスの十字架を私たちは思い起こしたい。主イエスの十字架は、まさにそのような、救いも助けも恵みも愛も見当たらない現実のただ中に、主イエスが身を置き、その苦しみ悲しみ絶望を自分の身に背負い、引き受けて下さったという出来事だからである。主イエスがこのように十字架にかかり、自分を救うことができずに殺されてしまう、その苦しみと死を味わって下さったからこそ、私たちが救いの見えない苦しみの中で、絶望を覚える時にも、そこに十字架につけられた主イエス・キリストが共にいて下さるのである。この十字架の主を仰ぎ見て生きよう。

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