「神の愛の誕生」12/22 説教

 『神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。(ヨハネによる福音書3章16節)』

 この聖書の箇所に、「永遠の命を得て欲しい」という神の願いが現れている。「永遠の命」とは何か。聖書は『永遠の命とは、唯一のまことの神であられるあなたと、あなたのお遣わしになったイエス・キリストを知ることです。(ヨハネによる福音書17章3節)』と説明している。この“知る”は“信じる”ことと結びついている。ただまことの神と主イエスの知識を持つのではなく、神と主イエスに信頼を置くということである。

 神は創造のはじめから、人間に祝福を約束されていた。しかし人間は何とも自分勝手で、神を信頼し従いますと言いながら、モーセやヨシュアのような力ある指導者がいなくなれば神に背いてしまうような、まさに神の祝福の約束にふさわしいと言えるような存在ではなかった。

 けれども神は、そんな人間を諦めなかった。背き続ける人間に士師を送り、預言者を遣わしたりして、人間に手を差し伸べ続けた。しかし人間は、それでも神に信頼をおかなかった。

 それでも決して神は諦めなかった。こんな人間たちを救うには、ご自分の独り子を犠牲にして、人間の罪を贖うしかなかった。だから主イエスは、この世に来てくださった。人間たちに対する、「永遠の命に生きて欲しい」という神の愛ゆえに、主イエスは私たちのところへプレゼントされたのである。

 この愛に満ちておられるお方こそ、まことの神であり、私たちの主イエス・キリストである。この神を信じ信頼する信仰に生きる時、私たちは「永遠の命」をもう持っている者となる。喜んでこの命を頂いて生きていこう。

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