「恵みから目を逸らさずに」2/23 説教 マルコ8:1〜21
弟子たちは主と共にベトサイダの町に向かってガリラヤ湖を渡ろうとした。しかしその船の中で、パンを忘れてきたことに気づいた。弟子と主イエスを合わせて男だけで13人。当然食料に困る。弟子たちは恐れと不安にとりつかれた。しかしそこで主は弟子たちに厳しく問われる。「なぜパンを持っていないことで議論するのか。まだわからないのか。悟らないのか。」
主イエスはこの船旅の直前に4000人の人たちを満腹にされる奇跡を示されていた。しかもさらに少し前に男だけで5000人の人たちを満腹にする奇跡もされている。弟子たちはこの主の圧倒的な恵みの御業を見失ってしまっていた。
だからこそ主は弟子たちにご自分が示した恵みを思い起こさせた。弟子たちが恵みのうちに恐れることなく希望を持って生きることができるように。詩編は「主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない(103編2節)」と歌う。私たちも詩編の言葉のように、主の御計らいを忘れることなく、恵みから目を逸らさずに日々を過ごしていこう。
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